

浅野川常盤橋のほとりにあるあさのがわのいえには、この世とあの世を往来する異界の人達が住んでいます。私たちはそのいえを訪ね、彼らに出会います。あさのがわのいえで起こる鎮魂の踊り。それは日常を離れて新たな霊性を備え蘇る儀式となり、私たちの魂は鎮められ浅野川の清らかな水の一滴になり、やがて広大な海にたどりつくのです。
協力:NPO法人ふれんでぃ 皆川智之
あさのがわのいえ(10/1予約受付開始)
4-a パフォーマンス 11月3日(金)、4日(土)
各日 11:00~,12:00~,14:00~,15:00~,16:00~ 要予約
路上生活経験者であるソケリッサのメンバーが別世界の異人として、
空き家「あさのがわのいえ」に滞在し、制作、上演。
浅野川の七つの橋渡りという伝説の出発地で開催する少人数ずつの体験型パフォーマンスです。
音楽:歌島昌智
[所要時間]約30分 [参加費]投げ銭 [定員]各回5名
[会場]あさのがわのいえ(金沢市材木町27-19) [集合場所]あさのがわのいえ 駐車場前
4-bソケリッサ!トーク 11月5日(日)14:00〜 無料
新人Hソケリッサ!主宰のアオキ裕キと、ソケリッサ!パフォーマーらによるトーク。
活動のはじまりと、これまでの彼らの活動、アートや社会との関わり、そしてこれからのことなどを語ってもらいます。
[所要時間]約90分 [定員]先着80名 [会場]金沢21世紀美術館 レクチャーホール

撮影: 青木カオリ


新人Hソケリッサ!
(パフォーマンス/東京)
「ソケリッサ!」は造語で「それ行け!という言葉の勢い、前に進む」という意味を表す。演出を行うダンサー・振付家アオキ裕キが「生きることに日々向き合う身体」を求め路上生活経験を持つ人々に声をかけ、ビッグイシュー基金の協力のもと、2005年よりメンバーを募る。2007年第一回公演「新人H ソケリッサ!」(2007年)をかわきりに、十和田市現代美術館、大野一雄フェスティバルなどに出演。多様な活動を続けている。言葉による振り付け等を行い、個人しか生み出せない体の記憶を形成した踊りは、一般的なダンス概念を超えた景色を創り上げ、多くの人々の共感を呼んでいる。「ダンスは誰でもできる」をうたい人間の持つ純粋な躍動、「生きる力」の復興を目指す。


中森あかね
(Suisei-Art)
金沢市生まれ。1998より彗星倶楽部(Suisei-Art) ディレクター。自身のアーティスト活動のほか、1998年-2010年バー&ギャラリーをオープン。アートが身近に感じられるような人とアートをつなげるアートイベント、金沢の歴史や町の伝説など場所の霊性を意識したプロジェクトを企画してきた。Inner child project (金沢市民芸術村)、野村佐紀子写真展(金沢市内8か所)、Absence of the Tea Master (西田幾多郎記念館)、コンテンポラリー茶会の企画(ドイツ・デュセルドルフ、オランダ・アムステルダム)など。2017年金沢市三社町にスペース再オープン。
《2017年度 制作プロセス》
3月19日(日)
3月27日(月)
3月28日(火)
ソケリッサ新作『日々荒野』公演 打ち合わせ
大道具について打ち合わせ
コンセプトについて打ち合わせ(1)
4月19日(水)
5月20日(土)
5月27日(土)
6月4日(日)
6月27日(火)
6月29日(木)
7月~
8月
9月
10月下旬
アオキ来沢 あさのがわのいえ 下見
音楽家について打ち合わせ
コンセプトについて打ち合わせ(2)
音楽家決定
内容・日程決定
あさのがわのいえ 平面図などで確認
詳細をメールにて打ち合わせ継続
滞在スケジュール確定
あさのがわのいえの細部のプランニングとパフォーミング計画確定
滞在開始、準備
《本番》
11月3日(金)
「あさのがわのいえ」上演
11月4日(土)
「あさのがわのいえ」上演
アオキさん+ソケリッサのトーク
11月5日(日)
取材・文/喜多舞衣(オノマトペ)