「金沢のまちの未来を考えよう」ワークショップ

ワークショップの狙い


小学校でのワークショップは、2020年秋に「カナザワ・フリンジ ver.キッズ/LOOKOUT金沢未来展望」を実施するに当たって、その導入として企画されたものです。金沢に住む子どもたちに自分たちの街の変化や未来について考えるきっかけを与え、よりクリエイティブに思考する能力を養ってほしいとの思いが込められています。ワークショップの対象は4年生、ある程度自律性が備わり、自分の考えを表出できるようになった年頃で、かつ柔軟性を有しているところに意味があります。アーティストのアンディとプロデューサーのベッキーは「未来をつくる議論に、未来に生きる子どもたちの声が含まれることが大切」だとして、今回のワークショップから、子どもたちの金沢のイメージを積極的に捉えようとしています。



ワークショップの流れ


ワークショップは2部構成になっています。まず、50年後の金沢について、思考を巡らすクイズワークを行います。「けい帯電話のサイズは大きくなっている?小さくなっている?」「金沢は人がふえている?へっている?」といった2択の質問に対して、子どもたちに二手に分かれてもらいました。そして両グループから何人かに意見を述べてもらい、なぜそう思ったのかを全体で共有します。これを繰り返して、「金沢は今より良くなっている?悪くなっている?」といった抽象度の高い内容に、徐々に触れていきます。


後半は、2019年の大人と50年後である2069年の大人、それぞれの1日の生活を実際にパフォーマンスで演じてみるワークショップです。まず主人公を1人選出し、現在大人であると仮定して、なっている職業を決めたら、彼/彼女の1日での働き方をみんなで考えます。起床から出勤までの交通手段、車窓から見える風景、仕事場、帰宅から眠りにつくまで、といった一連のなかで登場するモノを考え、実際にその役割を演じながら身体で表現します。その後、同じ役割の子どもたち同士で話し合い、50年後はモノがどのように進化しているのか、変化しているのかを考えます。今度は2069年を担当するこどもたちが一連の流れを演じて、ワークショップ全体のまとめに入ります。


最後の振り返りでは、子どもたちからワークショップの感想だけでなく、アンディから「いまの金沢に住みたいか/50年後の金沢に住みたいか」といった質問を投げかけ、意見を聞きます。ワークショップを経て、もう一度いまの金沢を考え直して、未来とのつながりを想像できるようにと、まとめられています。「50年後、アンディとベッキーと行ったワークショップのことを思い出してね」のセリフを残して、ワークショップは終了となります。








文:岡田優太

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